1967年ドイツ・シュトゥットガルト生まれ。シュトゥットガルト国立美術大学卒業後、武蔵野美術大学修士課程修了。現在、神奈川県在住。
フロリアン・クラールは、 1990年代半ばより日本を拠点とし、音楽や科学、数学に基づいた作品を制作しています。第5回KAJIMA彫刻コンクール金賞(1997)、第6回東京野外現代彫刻展大賞(1998)、創業50周年記念Benesse賞第2部門美術作品最優秀賞(2005)受賞など近年は数々の彫刻賞を受賞しています。また立川国際芸術祭(1999)横浜トリエンナーレ(2001)に出展するなど、近年めざましく活躍している若手作家です。
アイーナ入口のアトリウムの天井から吊られた今回の作品は、盛岡の光と雲を表現したもので、自然豊かな岩手の風景を形にしたものです。彫刻の色は作家が盛岡を訪れた際にインスピレーションを受けて決まりました。周辺を歩く人だけではなく駅からも見える印象的な作品です。この作品は一見複雑に見えますが、実際は1つの同じ形を組み合わせることで構成されています。人間の細胞や、音符で構成される音楽と似ています。エスカレーターに乗って作品をみると、上下の動きに連動して変化していく様子も楽しめる作品です。 |


「ムーブメントNo.2 ー放射線状に広がる絹雲ー」
2005、FRP、アルミニウム、ステンレス、長さ12m、直径2.4m
© Hirofumi Tani |